金の相場は何故ここまで高騰したの?

金やプラチナといった貴金属にはそれぞれグラム単位で相場となる価格が付いていますが、これはどのように決まるのかと言えば、需要と供給の法則という言葉に尽きるでしょう。

ご存知のように、2000年を過ぎた頃から一気に金の相場が高騰しました。それまではプラチナの方が倍近くの値を付けていたのが、あっという間に逆転したのには驚いた人も多いと思います。この理由は、金の貴金属としての希少価値が上がったのではなく、工業需要が増加した為に他なりません。
金はその熱伝率の高さと、決して錆びないという性質、そして変形させるのが簡単だという点から、現在では生活に欠かせないとも言える液晶テレビやスマホのような電化製品を作る際には必ず必要になる物質です。その為、それらの需要が急激に高まった時期に一気に相場が高騰したのです。

貴金属という面だけを見れば、プラチナの方が価値があると言えるでしょう。しかし、そのような事情と、元々希少価値の高い貴金属だという面が相まって、現在でもプラチナより高値が付いています。

ただし、さすがに工業的な需要も落ち着いてきたので、これから先の相場については何とも言えないところがあります。採掘量では金より遥かに少ないプラチナは工業需要には向きませんが、貴金属としての価値だけなら当然金より高く、現在のように金の方が高くなる以前はずっとプラチナの方が倍近くも高値でした。
このように、貴金属はその本来の希少性だけでは相場が決まらないところが難しくもあり、面白い部分だとも言えるでしょう。

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